早稲田実業学校中等部・高等部の定期テスト対策
使用教材と内部進学を見据えた学習法
使用教材と内部進学を見据えた学習法
早稲田大学系属早稲田実業学校中等部・高等部に通うお子さまの保護者の方から、「学校の授業進度についていけているか心配」「教材が多く、何から勉強すればよいか分からない」「部活動が忙しく、定期テストの準備が遅れる」「希望学部への内部進学に必要な成績が気になる」といったご相談をいただくことがあります。
早稲田実業学校では、教科の学習に加え、探究活動、研究発表、レポート、英語による表現活動など、幅広い教育が行われています。また、高等部から早稲田大学への推薦では、学校で積み上げた成績が希望学部の決定に関係します。定期テストは進級のためだけでなく、将来の学部選択にもつながる重要な機会です。
この記事では、学校のカリキュラム、早稲田大学への内部進学、主な使用教材、5教科の定期テスト対策、テスト3週間前からの学習計画について詳しく解説します。
1 早稲田実業学校のカリキュラムの特徴
早稲田実業学校中等部・高等部では、2期制・週6日制のもと、「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」を核とした特色あるカリキュラムを展開しています。教科書の知識を覚えるだけでなく、教科横断的な探究活動や協働学習を通じて、自ら課題を見つけ、調査し、考え、他者に伝える力を育てることを重視しています。
中等部の探究学習
中学1年生 国分寺巡検
学校のある国分寺地域について調査し、地域の歴史、文化、自然、産業などへの理解を深めます。実際に地域を歩いて情報を集め、調査した内容を整理することで、観察力、情報収集力、課題発見力を身につけます。
中学2年生 るるぶ特別編集の制作
JTBの協力を得て、地域の魅力を調査し、旅行情報誌「るるぶ」の特別編集版を制作します。取材、資料収集、文章作成、写真選定、誌面構成などを経験し、集めた情報を読者に分かりやすく伝える表現力を養います。
中学3年生 卒業研究
中等部3年間のまとめとして、自ら設定したテーマについて卒業研究に取り組みます。テーマ設定、資料収集、比較、考察、論文作成、発表という一連の過程を経験し、高等部の探究学習につながる基礎を作ります。
中等部の英語教育と道徳教育
英語では語彙・文法・読解・英作文の基礎を固め、中学2・3年生では習熟度別授業、GTECの受検、ネイティブ教員による授業などを通して実践的な英語力を養います。道徳では、各分野の専門家による講演などを通して、社会の課題や多様な価値観について考え、生き方を深めます。
高等部の探究学習と大学連携
高校1年生では「食堂メニューを創ろう」「早稲田大学について知る」などの活動を通じて、身近な課題や大学での学びについて考えます。高校2年生では少人数制の「早実セミナー」で関心分野を深め、高校3年生では研究成果を発表します。
| 学年 | 早稲田大学との主な連携 |
|---|---|
| 高校1年生 | 学部説明会などを通じて各学部の学問領域を知る |
| 高校2年生 | 模擬講義や高校生特別聴講制度などで大学レベルの学びに触れる |
| 高校3年生 | 学部別の高3特別授業などで進学後の学びを具体化する |
高等部の英語では、ネイティブ教員による授業、CALL教室、エッセイライティング、プレゼンテーションなどを通じて4技能を伸ばします。海外留学後に元の学年へ復学できる制度や、国内外の研修を支援する制度も設けられています。
こうした充実した活動と教科学習を両立するには、複数の課題を期限までに管理し、分からない単元を放置しない習慣が欠かせません。定期テスト直前に問題集、レポート、発表準備が重ならないよう、平常時から計画を立てることが重要です。
2 早稲田大学への内部進学の仕組み
早稲田実業学校高等部では、卒業生のほとんどが推薦制度を利用して早稲田大学へ進学しています。外部調査では内部進学率は約97.1%とされています。ただし、早稲田大学へ進学できることと、希望する学部へ進学できることは同じではありません。
推薦先の学部は、高等部での評定、学力テスト、学校生活における活動などを総合して決定されるとされています。外部調査では「各年の評定×20」「300点満点の学力テスト2回」「部活動などの加点」を合計し、高校3年生の12月までの成績を加味するという情報があります。希望学部は第5希望まで提出し、総合点の高い生徒から決まるとされています。
| 学部 | 総合点の参考目安 |
|---|---|
| 政治経済学部 | 約950点 |
| 商学部 | 約750点 |
| 社会科学部 | 約620点 |
これらの数値は学校が公表した正式な最低点ではなく、外部調査に基づく参考値です。年度ごとの推薦枠、希望者数、生徒全体の成績によって必要な点数は変わります。評価方法も変更される可能性があるため、学校から配布される最新の進路資料と推薦基準を必ず確認してください。
人気学部を目指す場合、高校3年生になってからの挽回だけに頼ることはできません。高校1年生から各教科の定期テスト、小テスト、提出物を丁寧に積み上げる必要があります。中等部から教材管理、解き直し、質問の習慣を身につけることが、高等部での安定した評定につながります。
3 学年別の使用教材一覧
早稲田実業学校で使用されている主な英語・数学教材を学年別に紹介します。以下は外部調査に基づく情報であり、年度・学年・クラス・担当教員によって異なる場合があります。実際の指導では、生徒が現在使用している教材を確認します。
| 学年 | 科目 | 主な使用教材 |
|---|---|---|
| 中学1年生 | 英語 | NEW TREASURE |
| 中学1年生 | 数学 | 体系数学 教科書/体系問題集1/新中学問題集 数学1年 発展編 |
| 中学2年生 | 英語 | NEW TREASURE Stage 2 文法問題集/NEW TREASURE WORKBOOK/新中学問題集 英語2年 |
| 中学2年生 | 数学 | 体系問題集2/新中学問題集 数学2年 発展編 |
| 中学3年生 | 英語 | NEW TREASURE 文法問題集/NEW TREASURE WORKBOOK |
| 中学3年生 | 数学 | 体系問題集 数学2 |
| 高校1年生 | 英語 | 総合英語 FACTBOOK/総合英語 Evergreen |
| 高校1年生 | 数学 | 4STEP 数学I+A/クリアー 数学I+A/チャート式(白・青)数学I+A |
| 高校2年生 | 英語 | ELEMENT/ELEMENTワークブック/新ユメタン2/スクランブル英文法・語法/ランダムトレーニング問題集/高校リード問題集 英文法B |
| 高校2年生 | 数学 | 4STEP 数学II+B/4STEP 数学II/4STEP 数学B/チャート式(白・青)数学II+B |
国語・理科・社会は、学校採用の教科書、指定問題集、授業プリント、ノート、漢字・語彙教材、古文・漢文教材、実験プリント、地図帳、資料集、統計資料、小テスト、定期テストの過去答案、レポートなどを中心に対策します。
4 英語・数学・国語・理科・社会の対策
英語の定期テスト対策
英語は、本文を日本語に訳せるだけでは十分ではありません。単語・熟語・文法・語法・英作文・長文読解を関連づけ、重要表現を自分で使える状態まで仕上げます。
NEW TREASURE対策
NEW TREASUREは語彙と英文量が多く、文法事項も幅広く扱われます。本文の音読、単語・熟語、構文分析、和訳、重要例文、文法問題集、WORKBOOK、英作文の順に進めます。穴埋めや並べ替えだけでなく、日本語から英語へ直す問題や本文を利用した予想問題にも取り組みます。テスト直前にまとめて消化することが難しいため、平常時から小分けに復習します。
高校英語教材の対策
FACTBOOKとEvergreenは文法事項を調べるだけで終わらせず、学校プリントや問題集と結びつけて用法を確認します。ELEMENTは本文の構文、重要表現、内容説明、要約まで扱います。新ユメタンは範囲を決めて双方向の小テストを行い、スクランブル英文法・語法では正答の根拠と誤答選択肢の理由まで説明できるようにします。
- 教科書本文の精読・音読・和訳
- 単語・熟語の範囲別小テスト
- 文法事項の整理と類題演習
- 並べ替え・書き換え・英作文対策
- 学校ワークと授業プリントの反復
- 初見長文とエッセイライティングへの対応
数学の定期テスト対策
数学は、解説を聞いて理解した状態と、自分一人で解ける状態の間に差が生まれやすい教科です。公式・定義を確認し、教科書例題、学校指定問題集、誤答分析、類題、応用・記述、時間を測った演習の順で定着を図ります。
体系数学では代数と幾何を分けて進捗を管理します。代数は計算の正確さ、公式の使い分け、文章題の条件整理を確認し、幾何は図への書き込み、定理の選択、証明の構成を指導します。新中学問題集発展編では、基本・標準問題を確実にしてから複数の知識を組み合わせる問題へ進みます。
4STEPやクリアーは、テスト2週間前までに1周目を終えることを基本とし、2周目以降は誤答問題を重点的に解きます。チャート式は理解不足の補強と類題演習に使い、解答を読んだ後に何も見ずに解法を再現できるか確認します。
- 計算ミス・符号・途中式の確認
- 教科書例題と学校問題集の反復
- 誤答原因の分類
- 数値や条件を変えた類題演習
- 証明・記述問題の答案指導
- 時間配分を意識した実戦演習
国語の定期テスト対策
国語は、試験前に教科書を読むだけでは得点が安定しません。授業で扱った文章の要点、筆者の主張、登場人物の心情変化、語句、先生の解説を整理し、本文中の根拠を使って答える練習を行います。
- 教科書本文の段落要旨と全体構成
- 漢字・語句・慣用表現の小テスト
- 抜き出し問題の根拠確認
- 指定字数に合わせた記述答案
- 古文単語・古典文法・現代語訳
- 授業プリントと学校指定問題集の反復
理科の定期テスト対策
理科では用語の暗記だけでなく、実験・観察・計算・グラフ・記述への対応が必要です。物理・化学分野では途中式と単位を正確に残し、生物・地学分野では図や資料と知識を関連づけます。
- 重要用語と基本事項の整理
- 実験の目的・方法・結果・考察
- 器具の名称と操作上の注意
- 図表・グラフの読み取り
- 公式・化学式・反応式と計算
- 学校問題集とプリントの解き直し
社会の定期テスト対策
社会は、用語を単独で暗記するだけでは資料問題や記述問題に対応できません。歴史は出来事の流れと因果関係、地理は地形・気候・産業の関係、公民は制度の目的と仕組みを整理します。
- 重要用語・人物・出来事の確認
- 年表を使った歴史の流れの整理
- 地図・統計・グラフの読み取り
- 公民制度の仕組みと関連用語
- 資料を根拠にした記述問題
- 一問一答と学校教材の反復
5 テスト3週間前からの学習計画
| 時期 | 主な取り組み |
|---|---|
| 3週間前 | 範囲を予測し、教材・プリントを整理。提出期限と未理解単元を確認し、英単語・漢字・理社用語、数学・理科の計算に着手する。 |
| 2週間前 | 学校指定問題集の1周目と提出物を完成。誤答に印を付け、苦手単元の解説・類題、英作文、記述対策を進める。 |
| 1週間前 | 問題集の2・3周目、授業プリントとノートの総復習、確認テスト、時間を測った予想問題、誤答問題の最終確認を行う。 |
| 前日 | 新しい難問には手を広げず、暗記事項・公式・間違えやすい問題を確認し、睡眠時間を確保する。 |
| 返却後 | 知識・理解・演習・暗記・記述・計算・時間配分・読み違いに分けて失点原因を分析し、次回計画を修正する。 |
試験範囲が発表されてから始めるのではなく、学校の授業進度から範囲を予測して準備を始めます。新しい教材へ次々に手を広げるより、学校教材と誤答問題を確実に仕上げることを優先します。
6 トップエデュ中高一貫フォローコースの紹介
トップエデュの中高一貫フォローコースでは、一般的な学年別カリキュラムを一律に進めず、在籍校の授業進度と生徒本人の課題に合わせて個別の学習計画を作成します。早稲田実業学校の生徒については、使用教材、定期テスト、学校課題、部活動、希望学部を確認したうえで指導します。
学校教材に合わせた個別指導
NEW TREASURE、体系数学、新中学問題集、4STEP、チャート式、ELEMENT、スクランブル英文法・語法など、実際に学校で使う教材を中心に指導します。学校教材の理解と完成を優先し、必要な場合だけ補助教材やオリジナル問題を加えます。
定期テストと提出物の一体管理
定期テストの勉強だけでなく、学校指定問題集、ワーク、レポート、発表資料などの進捗も確認します。「何を、いつまでに、どこまで行うか」を明確にし、次回授業で実施状況を確認します。
失点原因に合わせた指導
計算ミスが多い生徒には途中式と見直し方法、暗記が定着しない生徒には小テストの頻度と復習方法、記述が苦手な生徒には答案に必要な要素の整理から指導します。同じ点数でも原因は異なるため、答案を分析して対策を変えます。
学校生活との両立と継続指導
部活動や学校行事、家庭で確保できる時間を踏まえて宿題量を調整します。忙しい時期にも完全に学習を止めず、最低限継続する内容を決めます。中等部では学習習慣と教材管理、高等部では評定と希望学部を意識した目標点・学力テスト・英語資格・進路選択まで支援します。
- 学校授業の予習・復習
- 5教科の定期テスト対策
- 問題集・提出物の進捗管理
- 単語・漢字・用語の小テスト
- 苦手単元のさかのぼり学習
- 得意科目の発展学習
- 答案分析と次回計画の修正
- 内部進学を見据えた継続的な成績管理
7 学習相談・体験授業へのご案内
早稲田実業学校では、教科学習、探究活動、部活動、学校行事など、さまざまな経験を積むことができます。一方で教材や課題が多く、学習の優先順位が分からなくなることもあります。
次のような状況が見られた場合は、早めに学習方法を見直すことをおすすめします。
- 学校の宿題に以前より時間がかかる
- NEW TREASUREや体系数学が分からなくなってきた
- 問題集の答えを写すことが増えた
- 小テストの点数が安定しない
- 定期テストの勉強開始が遅い
- 提出物を期限までに完成できない
- テスト後の解き直しをしていない
- 希望学部に必要な成績が分からない
- 部活動と勉強を両立できていない
トップエデュの学習相談では、成績だけでなく、使用教材、授業進度、家庭学習、部活動、本人の目標を確認します。そのうえで、優先して改善する教科、定期テストまでの計画、家庭学習の内容、必要な受講科目をご提案します。
体験授業には、学校で使用している教材、授業プリント、直近のテスト答案をお持ちください。分からない問題を解説するだけでなく、どの段階で理解が止まっているのか、どのような勉強方法が合っているのかを確認します。
早稲田実業学校中等部・高等部の定期テスト対策、学校教材の進め方、内部進学を見据えた成績管理についてお困りの方は、ぜひトップエデュへご相談ください。一人ひとりの学校生活と目標を大切にしながら、安定した成績と希望する進路の実現をサポートします。
※使用教材、授業進度、試験範囲、評価方法、内部進学の推薦基準は、年度・学年・クラス・担当教員によって異なる場合があります。実際の指導では、学校から配布された最新の教材、試験範囲表、進路資料を確認します。