高校受験コース

都立八王子東高校の特徴

2年生までは文系と理系に分ける事なく、幅広い科目を学習します。「学校に軸足を置いた進路指導」を掲げていて、学校の目標として、国公立大学受験に必要な、共通テスト5教科7科目の受験を掲げています。ですので、国公立大学進学志望の生徒が、90％以上の高い割合となっています。

長期休業中の、各教科の色々な【講習】も設けられます。2年次後半からは、【進路検討会】というものを実施して、個人に応じた進路相談等を行っています。（「進路検討会」は、進路指導部及び担任団が参加します。）

英語の出題傾向

リスニングは、全校共通問題が出題されます。
自校作成問題全体の傾向として、理系的な内容を扱う対話文が出題されています。また物語文の出題は減少傾向にあります。
また八王子東高校の英語の特徴は、設問レベルは標準的ですが、読解する英文量はとても多い事です。
具体的には、大問２・大問３の合計で、2,000語以上ある長文が出題されます。また４０～５０語の自由英作文の出題もあるため対策が必要です。

数学の出題傾向

例年基本的に、大問１が小問集合、大問２が放物線と図形で、大問３が平面図形、それから大問４が空間図形となります。
大きな特徴の１つは、図形に関する問題の出題率が多いという事です。ですので、図形問題に関して苦手意識がある場合は、特に注意して対策をする必要があります。
また頭で考えるだけではわからない問題も、きちんと図を書いてみる事で、解法が思い浮かぶケースも少なくないため、日頃から図形問題を、図を書いて考える事を習慣にしてみると良いと思われます。

国語の出題傾向

漢字の問題については、漢検３級レベルか、それより少し高い難易度の漢字が出題される傾向にあります。
論説文の中等には、字数の多い記述問題が出題される事もあり、注意を要します。
現代文と古典の融合問題では知識面で、古典常識などを問う（国語の便覧等から知識を聞かれる）様な出題もあります。
しかし国語便覧の学習はしづらいので、日常から空き時間等に、国語の便覧を読み、知識を取り入れてみる、といった方法が有効かもしれません。

理科の出題傾向

（理科は都立高校の間で共通の問題です。）
問題文が長いのが一つの特徴で、一見難しそうに見えますが、基礎的な知識があれば、解く事が出来る小問集合を得点できるだけで、難易度が例年水準だった場合の、平均点の半分程度は、得点する事が出来ます。
基礎を押さえつつ、過去問の演習をして入試の問題形式になれることが大事です。
特に出やすい分野として、「電解質である水溶液に、金属板を入れて電流を発生させる実験」や、「塩酸、水酸化ナトリウムの水溶液を中和させる問題」が出やすいので、特に注意しましょう。

社会の出題傾向

（社会は、都立高校の間で共通の問題です。）
統計資料、また地図等の複数資料を読み取る問題の配点が、５割以上に及びます。
よって資料を多く読み取る必要があるため、スピードが要求されます。
また歴史では歴史の出来事の順番や時代を問うてくる出題が、毎年出てきます。
歴史の出来事を、因果関係とともに覚えることが大事です。