高校受験コース

学習院高等科の特徴

基本的に少人数教育が行われており、数学では各学年につき週2～３時間、英語については、各学年につき週4～５時間が、2分割した人数での授業にあてられます。意図的な先取り教育は行いませんが、その授業内容は、自然に高校授業内容に踏み込んでいく様な内容となっています。

学習院大学への　優先入学については、学校の定期テストの成績や、実力試験の成績等により、判断されます。

そして６割程度が学習院大学への進学を希望しています。注意すべき点として、１１月に「学習院大学推薦辞退届」を提出すると、他大学を併願する事が基本的にできなくなりますので（つまり保険として内部推薦の権利を持ったまま外部受験は出来ない。）、注意が必要です。

英語の出題傾向

リスニング問題は、選択問題と書き取り問題があります。
大問１のリスニングは、２００～２５０語程度の文章を聞いて、それに関する質問に答えるもので、大問2のリスニングは、１０単語程の英文を書き取るものです。
大問３は和文英訳問題が、大問４は５０語の英作文の問題が出題されます。
そして大問5は物語文の長文読解が、大問６は、説明文の読解問題が出題されます。
全体的に、他校と比べ、英語「書かせる」問題が多く出題されている様です。
英作文問題の大問は、時間がかかる事を想定して、得策かもしれません。

数学の出題傾向

大問が４つ出題され、中学の学習範囲全体にわたって出題されます。
大問ごとの出題内容ですが、問１は小問集合で、大問２は、連立方程式に関する文章題、それから大問３で関数とグラフの問題が出題され、大問４では、図形問題が出題されます。
大問ごとの出題内容ですが、大問１では、中学範囲の様々な範囲から、かたよりなく出題されます。
大問２では、連立方程式の文章題が出題されますが、それは文章から式を作る部分とその立てた式を解くパートからなります。
大問３関数と図形の融合問題では、交点の座標を出す問題や、三角形の面積等と絡めた問題が出題されるので、練習が必要です。そして大問４は図形問題ですが、計算問題に加え、証明問題出題されますので、注意が必要です。

国語の出題傾向

長文問題2題が出題されます。そしてその文章のジャンルは、大問１が文学的文章で、大問２は説明的文章が出題されるというのが、例年の傾向です。
文学的文章では、小説の他に随筆が出題される時もあります。そして、２０００字を超える長い文章が出題された事もあり、速読力が必要となってきます。記述問題の出題もあります。
記述問題の比率は高く、合格者の平均点が５０点台の事もある事を考えると、難易度は高いと言えるもしれません。