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2021年6月の中3中学駿台模試分析①

もくじ

    1. はじめに
    2. 中3中学駿台模試 数学分析
    3. 中3中学駿台模試 理科分析
    4. 8月の駿台模試に向けて
はじめに

中学駿台模試は、最難関国私立高校を目指す生徒のみなさんが受験する模試になります。
また、都立のトップ校である日比谷などといった最難関公立高校を第一志望とする場合でも、その併願校として開成・国立大附属・早慶附属高校を受験する生徒も多くなっていますから、そういった生徒が公立向けの模試と併せて中学駿台模試を受験するというのも、近年の特徴となっています。

2021年6月に実施された中3中学駿台模試の分析をお知らせします。
まずは数学と理科の分析です。

中3中学駿台模試 数学分析

2021年6月の中学駿台模試では、中学2年生までの学習単元に加えて、中学3年生での学習単元である、式の展開・因数分解、平方根が新たに出題されました。
大問1は小問4問の出題でしたが、すべて計算問題でした。習ったばかりの因数分解やルートが出題されましたがここは全問正解したいところです。
大問2は小問4問の出題でした。あまりに関する問題や、立体の中にできる四面体の体積の問題が、まだ経験の浅い受験生には難しく感じたと思われます。
大問3は関数からの出題でした。最後の格子点に関する問題は、丁寧に座標平面を書いて考えればそこまで難しい問題ではなかったとは思いますが、実際には多くの受験生が得点できていませんでした。
大問4は平面図形からの出題でした。最後の問題は実際の入試問題でもたまに見かける問題です。角の二等分線+90°⇒合同な直角三角形(二等辺三角形)が現れる有名なパターンです。
大問5は空間図形からの出題でした。三角柱を切断してできる、断頭三角柱と呼ばれる立体の問題です。断頭三角柱を知っている生徒にとっては容易な問題でしたが、一般的な立体の問題しか解いたことがない生徒にとっては難しかったと思います。これを機に、断頭三角柱について学習しておきましょう。入試でも出題されます。
大問6は場合の数・確率からの出題でした。問題文も長く最後の問題ということもあり、時間的にも厳しかったかもしれません。ただ、問題文を読んで格子路の問題の考え方と同じ問題では、と思えた受験生は、しっかり勉強している受験生です。
要するに、この問題も簡単な問題ではありませんが、これまでに経験があるかないかで結構差がついてしまった問題だと思います。
今回のテストはすでに経験したことがある生徒とそうでない生徒とで差がついてしまった問題だったと思います。中1・中2からしっかりと難関校受験を見据えて学習してきた生徒は70点近い得点が取れているでしょう。まだ、難関校受験の勉強を始めたばかりの受験生だと半分くらいの得点になってしまったかもしれませんね。ただ、慌てる必要はありません。今回のテストをしっかりと復習して身につけることができればそれだけで難関校の典型パターンのいくつかを身につけることができてしまうのですから。
8月の駿台からは中学生の学習単元のすべてが範囲となります。この夏は、今回のテストのような難関校入試でよく見かける他の典型パターンもしっかりと身につけて、2学期以降に各学校の過去問を解いていけるだけの基本的な数学の力を養っていきましょう。

中3中学駿台模試 理科分析

大問1は物理分野からの出題で、単元としては電流になります。標準的な問題が多くて難関校を目指す中学生ならばどこかで解いたことがある問題が半分あったでしょう。残りの問題も文章をしっかり読めば答えにたどり着くのは難しくないでしょう。最後に放射線に関する問題が出題されましたが、知識の有無を問う問題でしたので、このジャンルに興味がないと選択肢といっても答えに悩んだでしょう。
大問2は化学分野からの出題で、単元としては分解(熱分解)になります。この分野も標準的な問題が多いので取りこぼしのないようにしましょう。題材となっている炭酸水素ナトリウムの分解は、教科書の中で実験として取り上げられていますので、今後における学習内容として、教科書の精読も取り入れていってください。最後の(9)の問題は、変化した数値に注目するといった、化学反応の計算問題としては典型的な問題ですので、正解にたどりつけなかった生徒は同内容の問題を繰り返し解いてみましょう。時間の関係で最後の(12)まで手がつかなかった生徒も多かったでしょうが、やり直しをして解き方を理解してください。
大問3は生物分野からの出題で、単元としては細胞になります。動物、植物それぞれの細胞に関する知識の問題が中心ですが、中には駿台らしく高校の内容にまで踏み込んだものもありました。また、時事問題を題材にしていて、日頃から身の回りのでき事に関心を持っていると問題への取り組みもしやすい点もこの模試の特徴です。今回はコロナ関連の用語についての問題ですが、細かい知識がなくても内容的にはしっかりと文章に沿って考えれば正解にたどり着けます。
大問4は地学分野からの出題で、単元としては天気になります。日本周辺の天気図を題材にしているので、普段から天気に関心のある人には答えやすかった問題でしょう。教科書レベルの内容が多かったので、難易度としては易しめでしょう。また、この分野でも時事問題が扱われていますので、天気に関するニュースには関心を持ちましょう。
全体を通じて、例年の問題と比較して易しめな出題だったようです。そのため、70点前後の得点が取りたいラインではないでしょうか。
次回以降の対策として、丁寧に教科書を隅々まで読んで、細かい知識を確実に定着させるという学習が効果的ではないでしょうか。

8月の駿台模試に向けて

例年8月の中学駿台模試は、受験者数が最も多くなり、難関国私立高校を志望する多くの受験生が本格的に挑戦する模試になります。時期的には、夏休みの4分の3が終わったあたりで行われ、受験の天王山とも言われる夏期に、どれだけ実力が身についたのかを測る絶好の機会となります。
結果がよければ2学期以降もその調子で、逆に結果が悪ければ、志望校合格に向けて想定していた学習プログラムを再考し、立て直しを図っていくことになります。
テストの出題範囲も理社や国語には範囲指定があるものの、英数は全範囲の総合問題となり、本番の入試さながらのテストとなります。
受験生は8月駿台に向けて、しっかり準備をしておく必要があります。
トップエデュでは中学駿台模試での結果が出るように対策をしています。
しっかり準備をし、しっかり結果を出し、受検勉強に弾みをつけられるように、この夏は十分な対策を進めるようにしましょう。


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