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公立中高一貫校対策

公立中高一貫校対策はトップエデュで進めましょう!

もくじ

    1. 「2021年度募集 都内公立中高一貫校の状況」
    2. 「適性検査の傾向」
    3. 「過去問を解く前にやっておく事」
    4. 「トップエデュの公立中高一貫校の志望校対策」
    5. 「終わりに」

2021年度募集 都内公立中高一貫校の状況

今年度(令和3年度募集)の都内の公立中高一貫校では大きな変化がありました。
「武蔵高等学校附属中学校」「富士高等学校附属中学校」の高校募集が停止され、中学校では男女それぞれ20名ずつ(1クラス分)募集人数が増えました。
(両国高校附属・大泉高校附属は令和4年度募集で、白鷗高校附属5年度募集で高校募集停止)
しかし受検者数は前年を割る結果になっています。

都内全体で男子は4.43倍、女子で5.06倍と前年の倍率から大きく下げる結果となりました。
(前年男子:4.59倍、女子5.55倍)
「対策しても合格しない」「そもそも受からない」などのイメージが付きまとっているようです。
確かに厳しい入試に変わりはなく、また近年の中学受験人気も後押しし私立中学校との併願も増えてきています。
そのため公立のみ受検を希望している場合でも、私立型の対策も並行して行っていくことが重要となっています。

今年度では区立九段と都立富士が倍率を大きく下げました。
特に都立富士では募集人数が増えたにもかかわらず、受検人員が大幅に減りました。
昨年対比で受検人員が増えている学校もありますが、増え幅はそこまで高くないため、今回のような全体の結果となりました。

適性検査の傾向

都内の適性検査は千代田区立九段を除き、傾向がはっきりしています。

適性検査
国語系
大問1
算数系
大問2
社会系
大問3
理科系
主に算理系
桜修館 独自 独自 共同 共同 なし
大泉 共同 共同 共同 共同 独自
富士 共同 共同 共同 共同 独自
小石川 共同 共同 独自 共同 独自
白鷗 独自 共同 共同 共同 独自
両国 共同 共同 共同 共同 独自
南多摩 独自 共同 共同 共同 なし
立川国際 独自 共同 共同 共同 なし
武蔵 共同 共同 独自 共同 独自
三鷹 独自 独自 共同 共同 なし

あるルールで共同作成問題から独自問題に差し替えることができます。
共同作成問題は都立一貫校共通の問題です。東京都がどういった生徒が欲しいかを表していると言えます。
独自問題はその学校オリジナルの問題です。独自問題をどの問題にしているかで、その学校が求める生徒像が見えてきます。

区立九段は「傾向がない事が傾向」という方針で適性検査の作成をする学校です。
出題される単元にはある程度の傾向がありますが、都立とはコンセプトが違う作問方法を取っている事を踏まえて、準備をする事が必要です。

各学校の適性検査の特徴はトップエデュまでお問い合わせください。

過去問を解く前にやっておく事

受検生は志望校対策で過去問に取り組みます。しかし何も準備をせず取り組むはありえません。
過去問は貴重品です。二度と同じ問題を「本番型式」で取り組むことはできません。
そのため、しっかりとした準備を整えた上で取り組みましょう。

準備しておくべき事はいくつかあります。

①解ける学力をつけておく
適性検査の問題は「指導要領を超えた出題」が許されていません。私立中学受験でよく見られる問題の出題はありません。小学校の教科書を完璧に理解をしていれば解くことができるように作られています。
しかし、それでは合格は絶対に出来ません。制限時間内にすべての問題に答えることができないためです。
制限時間内に解くために必要な知識の多くは、私立中学受験対策の中にあります。私立型の解法を用いることで時間内に取り組み切れるようになります。
公立中高一貫校の開設当時は教科書だけで合格もできましたが、今はあり得ません。
知識を多く獲得し、有効活用できる準備を整えましょう。

②作文の練習をする
適性検査では作文(都内では適性検査Ⅰ)が必ず出題されます。
おもに本文を読み、内容を理解したうえで主題が与えられ、経験等を踏まえながら自分自身の考えを書く形式になります。文字数も150字程度から550字ほどと、学校や年度のよって異なります。
ただそういった違いはあるものの、根本にある作文作成の考え方は同じです。
自分自身で主題に合ったテーマ【考えたこと】を決め、そう考えた理由を展開し、まとめにつなげる構成です。
書くこと自体は回数を重ねていくことで、できるようになっていきます。
しかし、プロの添削を受け校正を重ねないと、質の高い作文を作りあげていくことはできません。
他者の添削を受け、自分自身に落とし込み、再作成を続けていくことで、どんな主題でも書けるようにしていきましょう。

 

トップエデュの公立中高一貫校の志望校対策

トップエデュでは「公立中高一貫校の志望校対策」を行っています。
大きくは3つの柱で進めます。
①過去問演習
公立中高一貫校では当日点の他に報告書点も加算された、総合成績で合否を判定します。
しかし報告書点の割合は20%から高い学校で30%となっており、当日点が重要なのは言うまでもありません。
私立中学入試では7割を取れば合格と言われます。
しかし公立中高一貫校では、報告書点もありどの程度当日点を取れば合格ができるかの目安はありません。

ですのでトップエデュでは、当日の適性検査100点満点を目指した対策を進めていきます。

各学校の問題の傾向、解答用紙のつくり、求められる生徒像などを加味しながら、答案作りを指導していきます。

②作文対策
作文は主に適性検査Ⅰで出題されますが、100点満点中高い学校で80点分が作文の配点になり、大きなウェイトを占めています。
そのため作文で高得点を取る事は重要です。
前述したように、作文はプロ添削を受けたうえで、何度も書き直しを重ねないと上手になりません。
まだ作文を書きなれていない子どもは自分が書いた作文は常に完璧だと思ってしまう傾向にあります。そのため、自分自身で添削をすることはほぼできません。
他者に添削を受け、修正点などを理解し、書き直しを繰り返すことで実力をつけさせていきます。
そして最終的には各学校の傾向に合う形式で書けるように準備を進めていきます。

③苦手単元の克服
適性検査問題は幅広い単元から出題されます。
例えば都立の適性検査Ⅱの大問1では算数系が出題されますが、すべて同じ題材で話が展開し、平面図形・速さ・割合が出題されるという事も多くあります。
また社会や理科では初見の知識が出題されますが、その多くは指導要領外の知識には必ず説明がつき、説明を理解したうえで小学校で学んだ知識と掛け合わせ解いていく問題です。
そのため、すでに学習をしていることが抜けてしまっている・忘れてしまっているという状態で合格することはできません。
過去問や類題、模試を解いていく中で知識的な抜けがある場合はすぐに学びなおす必要があるため、トップエデュでは定期的に単元復習を授業で解説をしたり自習で取り組めるように指示を出しています。

④指導要領外の知識をわかりやすく
適性検査では初見の知識を用いて考えさせる問題が出題されます。
例えば、過去には都バスが朝ラッシュ時にスムーズに運航できる信号機との連動システムを題材に出題されました。子どもはもちろんの事、大人でも知らないことが題材になるケースがほとんどです。
そういった初めてのことに加えて、それに関連する知識なども合わせて指導していくことで、知識の幅を広げ、なおかつ考える幅を広げられるように授業を進めています。

また前述した私立中学受験の解法知識も学んでいくことで、より早く解くことができるようになるので、適宜解法を指導しています。

これまで私立入試の対策のみを進めてきた場合は注意が必要です。
適性検査対策は私立入試問題とは違うアプローチでの対策が必要になってきます。
問題を解くという事自体は私立受験対策を進めている子どもにとっては難しいものではありません。
しかしその答えを記述で説明する問題がなかなか難しいのです。
私立入試対策と上手に併用しながら公立対策を進めることはスケジュール管理なども含めて大変な事です。
トップエデュではこういったケースでも、状況を見ながら授業内容を考え、自習の指示を出しています。

様々な授業内容やアプローチで、効率よく合格を目指せる体制を整えています。

終わりに

公立中高一貫校の合格率は約20%と高くありません。
「頑張っても合格しないなら、公立一貫校は受けずに高校受験したほうがいい」「公立は諦めて私立中学受験だけに絞った方がいい」と考えることもあると思います。
しかし公立対策はぜひ進めていきましょう。
適性検査の問題は近年の大学入試の問題の考え方に近いものになっています。
また私立中学受験で記述問題が多くなってきています。

公立対策で培った知識や記述力が活かされる場面が増えています。
公立受検を検討されている方は、ぜひトップエデュの公立対策をご検討ください。

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