今回の英語は、文法単元としてはプレテストの範囲に比較・現在完了・受動態が追加されました。ただ、ここ数年の中学駿台模試は長文読解問題が中心で、独立した文法・作文問題の配点は対話文完成問題などと合わせて20点前後となっています。近年の最難関高校入試もそうですが、長文読解問題への対応力がしっかり求められる出題だったと言えるでしょう。
大問1は長文読解(エッセイ)です。単語レベルはそれほど高くなく英文の途中にある空欄に入る単語(熟語の一部)を考えながら、比較的容易に読み進められたのではないでしょうか。
長文読解の読み方としては、精読ではなく速読、日本語の語順を意識した返り読みをせず、英語の意味のまとまりごとに内容をつかみながら、前から後ろへ英文の流れに沿って読んでいく必要があります。速読に慣れるまでは、いわゆるスラッシュリーディング(英語の意味のまとまりごとにスラッシュを入れて読む練習)をするとよいでしょう。英文の内容が把握できたところで、適語補充や語形変化、語句解釈や適文選択、そして英文和訳や内容真偽と、1つ1つ設問に答えていきます。
本文や問題文の中に、in time や neither A nor B、be willing to や prevent A from ~ing など熟語があることに気づけたでしょうか。
大問2も長文読解(説明文)です。大問1の半分くらいの文章量ですが、「記憶力」に関する説明文で、語彙レベルはやや難でした。ここでも in fact、 of course、 take part in、 be worth ~ing など熟語が出ていました。また、空所補充問題で less を選ぶ問いがありましたが、「~ほど…でない」という否定的な意味の less の用法は要注意です。
大問3も長文読解(エッセイ)です。2021年6月なのでまだ文章量が少なめですが、3問目の長文も時間内に読み終える必要があります。語注もありますが、swallow、 manage、 examine、 pretend といった動詞の意味はつかめたでしょうか。速読する上で、単語や熟語の知識は確実に身につけておかなければなりません。長文読解問題を解いた後には必ず、わからなかった単語や熟語は何度も復習して覚えるようにしてください。
大問4は対話文空所補充問題です。weather 以外は on one’s way to や be different from といった基本的な熟語でした。
大問5はいわゆる同義文書き換え問題ですが、free や「~のように」の like など、内容から判断して与えられた文字で始まる語を答える問題でした。
大問6はこのところ必出の整序作文で、受動態や現在完了はもちろん既習の文法単元がいくつか組み合わされた問題でした。
全体的には、例年並の出題で、70点以上は取りたいところです。
8月からは文法単元の範囲が全範囲となります。ただ、長文読解問題重視に変更はないと思われますので、長文読解問題に数多く取り組んで、単語や熟語を確実に身につけながら、英文を速読する練習を積み上げていく必要があります。